米国シアトル保育研修6日間

米国ワシントン州ベルビューにあるBellevue大学(BC)及びEarly Learning CenterとMicrosoft本社のお膝元で大変に優秀な教育を幼稚園から高等学校まで実践されているBellevue Children’s Academy(BCA)の協力を得、今年も充実した保育実習と研修会を実施し無事に帰国を果たしました。ツアーは全国の方々18名の皆様との11月18日~23日の6日間でした。

 

【Bellevue大学での保育実習の目的】

1海外の保育を体験することで、日本の細やかな保育の素晴らしさを改めて知る

2日本にはない米国の幅の広さ、多様性の容認が自然体である保育環境での体感

3自立心と自己肯定感の高い米国式子育てにおける保育が如何なるものかを体験

 

「英語に自信がありません・・」という方々の保育実習後の声として「コミュニケーションは言葉だけではない、むしろ私(日本での保育)は子どもを言葉で動かそうとしていた」と大きな気づきを得られた先生もいらっしゃいました。

 

【BC保育実習】

実習初日、オリエンテーション後、2~3人のグループで各クラスに入り保育に参加しました。参加者方々は、「環境の設定が日本とは違う!」「先生方は見守りが多い!」「給食はこんな簡単なもので良いのか?」「食育は?」「子どもは自分でやることに慣れている!?」などなど、様々な疑問の声が飛び交い、面白い発見の連続でした。そして、大人と子どもとの距離の取り方、声かけの仕方、子どもを“待つ”ということ、“尊重”や“主体性”について垣間見ることができました。

実習2日目以後、保育に積極的に参加する予定が組まれていましたが、爆弾低気圧がシアトル地方を襲い大きな被害を受けました。森林エリアは広域で倒木、電線が切断され、ベルビューからカスケード山脈までの広い範囲で停電が続き街の機能が失われるというアクシデントに見舞われました。(本ツアー30回目にして初めての出来事)

そのようなことで保育実習の時間が限られたものとなりましたが、現地スタッフとの懇談の場を急きょ設けることが出来、アメリカと日本を対比しながら、社会事情、生活環境、子育て、保育、教育についての議論に花が咲き、過去に例のない特別な研修となりました。

 

【BCA幼児部施設視察】

創立者である清水楡華先生の講和から、グローバルな社会環境だからこそ、BCA教育では敢えて日本で大切にされている礼儀作法を重んじていること、環境設定はアメリカと日本の良さを融合していることを伺いました。また、清水先生が考案された算数と英語の教育方法、子どもへの効果、取組みの成果についても解説をいただきました。

 

【世界で活躍する企業本社に訪問】

・Microsoft本社ビジターセンター

・Amazon本社にある無人店舗Amazon Go

・スターバックス本社と1号店

・T-モバイル・パーク(シアトルマリナーズのホーム球場)オフィシャルショップ

 

 

【美しいワシントン州の文化・自然体験】

 ・パイク・プレイス・マーケット(1907年設立で現存する市場)

 ・チッテンデン水門(シアトルの湖の玄関口)

 ・ウォーターフロント(シアトルの海沿いにある憩いの場)

 ・アイバース(シアトル発祥のシーフードレストラン、美味しいクラムチャウダーが人気)

 ・スノコルミー滝(映画ツインピークスの舞台となった大滝)

シアトルのスターバックス1号店は50年以上前にオープン、パイク・プレイス・マーケットにあります。貴重な当時のロゴマークを今でも使用しているので、世界中から観光客が訪れ、その特別なロゴが入ったグッズをお土産に買っていきます。今回参加された先生方も帰国後はその特別なコーヒーカップで美味しいコーヒーを味わっていらっしゃることと思います。

 

米国の保育と教育、世界的な企業の存在、様々な文化と自然体験が盛沢山の6日間の研修、皆様にとって帰国後は視野が広がり、視点や考え方に刺激を受けられ、新たな未来に挑まれているのではないでしょうか。

 

米国シアトル保育研修6日間は、2025年11月17日出国予定で開催です。

皆様のご参加をお待ちしています!

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